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英雄クロニクル/サクセス鯖 女神の誓(1uxv)の主にSS置き場。

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【視点:スカッシュ】

少し危なくたって、あたしも魔女。
剣の心得もあるわ。
弱くなくなんか、ない。

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「スカッシュちゃんお疲れー」
「はいはーい、マスターもありがとうね! また来週踊りにくるわ!」
「ああ、新しい踊り楽しみにしてるよ」

酒場の扉に付いた鈴の音を背中に聞いて歩き出す。
舞い散る雪の中、いつもの様に衣装のまま帰路についた。

「お嬢ちゃん、これからおじさん達と遊ばないか?」
「ごめんねー、早く帰らないとボスがうるさいから」
「ボス?お嬢ちゃん、どこの組の子だ?」
「おじさん達が知らないような小さな小さな盗賊団よ。
 でも、そこらの大ボスに負けないくらい強いからあたしに手を出すと痛いわよ?」

雪道をヒールのまま颯爽と歩き続ける。
この場所この時間をこんな格好で歩いてる女の子なんて、
荒くれの男達にしてみれば葱を背負ったカモに見えるだろう。
現にこうして、薄汚くいやらしい連中に囲まれている。

「おじさん達、見た感じバールの所の人でしょ?
 やめときなさいって、敵うわけないじゃない」
「へへへ……そのボスがどれだけ強かろうと、
 お嬢ちゃんを返してやらなきゃ何もわからないさ」

いきなり後ろから2人の男に腕を掴まれる。
あまりに強い力で、思わず顔をしかめた。
それと同時に、瞳に恐怖を浮かべる。

「いいなぁその恐怖に満ちた表情!」
「……」
「ひひっ、楽しませて――」
「あげるわけないでしょバーカ!」

目の前の男を蹴り上げる。
それも思いっきり魔法で勢いを増した蹴りを、急所に入れてやった。
崩れ落ちた男を見て他の男達が拘束しにかかってくる。

「っのやろう!!」
「"火炎竜よ、我が身を燃やせ"!!」

息を止めると、足元から一気に炎が自分の全身を包んだ。
当然男達は手を離し、こちらに寄って来ようとした者も怯む。

火炎魔法を解除すると同時に、身体補助魔法を掛けて大きく跳躍する。
近くの屋根に見事な着地を決め、男達を見下ろす。

「バイバーイ、対象の力量も計れないおバカさん達。 迷惑料は確かに貰ったわ」

財布を5つほど放り投げ、屋根から屋根へと駆けていく。
いつの間にか、纏っているのは衣装のドレスから普段の魔女らしいものへと変わっていた。



「ただいまーっ!」

寝て、起きれば。 またいつもの毎日が始まる。

……あぁ、変人には言っておかなきゃ。
きっと足りない分の迷惑料、二倍くらい盗って来てくれるわ。御得意のイカサマで。
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